ステムレタスという野菜を知っていますか?中国の野菜市場には必ずある定番野菜で、中国語では「莴笋 (ウォースン)」と呼ばれています。「レタス」と名が付くものの、葉ではなく主に茎を食べる野菜で、茎は長さも太さも大人の腕ぐらいの超極太です。


見た目はインパクトがありますが味はくせがなく、ブロッコリーの茎のようなポリポリした食感です。また鮮やかな黄緑色で見た目も爽やかです。このページでは、中国の食堂や家庭料理では定番の「凉拌莴笋(リャンバンウォースン)」の作り方を紹介します!
ステムレタスの和え物の材料(2人分)
ステムレタス | 1本 |
赤ピーマン | 1個 |
ニンニク | 2片 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/4~1/3 |
しょうゆ | 大さじ1/2 |
酢 | 大さじ1 |
サラダ油 | 大さじ1 |


今回使うステムレタスの重さは1本で600gちょっとです。赤ピーマンは、ここでは「红椒(紅椒)」と呼ばれる中国の赤ピーマンを使っています。紅椒は大きさが色々なので、日本のピーマン1個分くらいの量でお好みに合わせて調節してください。
ステムレタスの和え物の作り方
【1】ステムレタスを切る
葉を手でむしります。葉の部分は少し苦みがありますが食べられるので、捨てずに炒め物やスープにぜひ使ってください!


茎の皮をむきますが、ピーラーを使う場合は葉をむしったに皮を剥きます。包丁で剥く場合は6~7cmの長さに切ります。大根の桂剥きの要領で皮を剥きます。下の方は堅いので厚めに皮を取ります。
右下の画像のような白い筋のある部分は固いので、削ぎ取っておくと口当たりがよくなります。


2~3mm幅の薄切りにし、続いて千切りに切りにします。
塩小さじ1/2(分量外)を振ってもみ、10分ほど置いておきます。


【2】赤ピーマン(紅椒)とにんにくを切る
赤ピーマンは種を取り、ステムレタスと同じくらいの幅に切ります。紅椒を使う場合で辛いのが苦手な場合は、隔壁もしっかり取ります。隔壁を取れば辛みはほとんどなくなります。


ニンニクをみじん切りにし、小さめのフライパンか鍋に入れ、サラダ油大さじ1と合わせます。

【3】ステムレタスと調味料を合わせる
塩もみしておりたステムレタスの水分をしぼり、赤ピーマンと合わせます。砂糖大さじ1/2、塩小さじ1/3、醤油大さじ1/2、酢大さじ1を入れ、混ぜ合わせます。味見をして塩気が足りなければ1~2つまみほど足して調整してください。盛りつけ用のお皿に盛りつけます。


【4】にんにくと油を熱して加える
ニンニクと合わせた油を中火にかけ、細かい泡が出てニンニクの香りがたつまで熱します。盛りつけたステムレタスの和え物の上に熱いにんにく油を注ぎます。


できあがりです!

【ポイント】ニンニク油について
中国料理の和え物や蒸し物などのレシピでは、一般的にはニンニクなどの薬味を乗せた上に、熱した油をかけることが多いですが、ここではニンニクの辛みが抑えるため油と一緒に熱しています。お好みで生ニンニク+熱した油にしても。