上海市内には特徴ある博物館がたくさんあります。有料・無料合わせて、筆者の訪れた中でおすすめの博物館をご紹介します!
上海城市歴史発展陳列館
上海城市歴史発展陳列館は上海のシンボルタワー東方明珠の1階にある博物館です。東方明珠といえば展望デッキがメインでしょうが、この陳列館もかなりボリュームがあり見ごたえ抜群です!
乗物の展示エリアでは、20世紀前半の上海の街を走っていた電車や自動車がたくさん。清代の街並みを再現したエリアでは、まるでタイムスリップしたかのような体験ができます。等身大の人形たちはまるで生きているよう。当時の人々の暮らしぶりをリアルに感じられます。






展示の説明書きには日本語もあって分かりやすいです。中国の観光地は、古くからある定番スポットでは日本語の案内表示が多い気がします。陳列館の観覧は1周40分ほどでした。
陳列館だけのチケットはなく、東方明珠展望デッキ(二球または三球)とセットなので割高に感じるかもしれませんが、東方明珠の中は陳列館のほか、展望台、ガラス床のデッキ、VRコースターなどエンタメ要素が盛りだくさんなので、総合的に見れば観光スポットとしてコストパフォーマンスが高くおすすめです!


上海城市歴史発展陳列館(上海城市历史发展陈列馆)
住所:上海市浦东世纪大道1号 东方明珠零米大厅内
交通:地下鉄2号線 陆家嘴1号口から徒歩5分
入場料:199元~(東方明珠二球チケット)
開館時間:9:00-21:00
予約:Trip.com
上海自然博物館
自然史をテーマにした博物館です。広い館内には生命の起源や進化の歴史、世界の動物・恐竜・古代生物、昆虫・爬虫類・魚などの水槽、地質・岩石などエリアごとに様々なテーマの展示がいっぱいです。巨大な古代生物の迫力には圧倒されます!




筆者が個人的に好きなのは、地下2階の「生存智慧」のエリア。羽を傘のように広げて魚を捕るサギ、擬死をするオポッサム…生物たちが生きていくための様々な工夫について紹介するコーナーで、派手ではありませんが興味深くておもしろいです!


展示の説明は中国語と英語で、2階展示室入り口に英語オーディオガイドの貸し出しがあります。観覧所要時間は1.5時間~、じっくり見て回るなら半日くらいかかりそうです。館内にはレストランやカフェもあり休憩もできます。
週末や休暇時期に行く場合は予約をした方がいいでしょう。筆者は予約なしで行って当日券が売り切れで入れず後日出直したという思い出があります💦
春は博物館の周辺の彫塑公園は、桜やチューリップの見どころでもあります。


上海自然博物館(上海自然博物馆)
住所:上海市静安区北京西路510号(静安彫塑公園内)
交通:地下鉄2号線 南京西路站から徒歩14分
入場料:30元/大人1名
開館時間:9:00-17:00(月曜閉館)
予約:微信WeChatミニプログラム「上海科技馆自然博物馆天文馆门票」で5日前から予約購入可
入場方法:チケット売り場でパスポートとチケットの予約画面を提示する
公式サイト:
中国航海博物館
上海の東の端っこ、まん丸い滴水湖の近くにある博物館です。古代から現代までいろいろな船の展示や航海技術や港湾技術などみどころたっぷりです!



展示の説明は中国語と英語のみです。
中国航海博物館(中国航海博物馆)
住所:上海市浦东新区临港新城申港大道197号
交通:地下鉄16号線 滴水湖站からバスで15分
入場料:27元
開館時間:9:30-16:00(月曜閉館)(8/1-8/31は月曜も開館)
予約:WeChat公式アカウント、Trip.com、携程旅行
上海市歴史博物館
上海市歴史博物館は、上海とその周辺地域の歴史について学べる博物館です。新石器時代から近代に至るまでのさまざまな文化財が展示されています。主な展示は2階から4階まで、無料の博物館とは思えないくらい展示が充実しています。




上海市歴史博物館は、この建物自体も100年近くの歴史を持つ歴史的建造物で、重々しい外観とレトロな内装も素敵です。


博物館の建物は、1930年代に上海に駐留していたイギリス人のための乗馬クラブとして建築され、後に競馬場となったそうです。以来、元の外観を可能な限り保つよう修復されながら今に至っているそうです。
観覧所要時間は1~2時間。博物館本館隣の西楼セブンイレブン内にミュージアムショップがあります。
上海市歴史博物館(上海市历史博物馆)
住所:上海市黄浦区南京西路325号
交通:地下鉄2号線人民广场站 徒歩4分
入場料:無料
開館時間:9:00-17:00(月曜閉館)
予約:不要
上海城市規画展示館
人民広場駅からほぼ直通で行ける、上海市の都市計画をテーマにした博物館です。4階建ての博物館で、過去・現在の上海の姿や、これからの街づくり計画が紹介されています。上海市内各地を立体で再現した3階のジオラマコーナーは特に見ごたえがあります!



地下鉄虹橋駅と虹橋空港の立体模型図などもおもしろかったです。

日本語パンフレットはありますが、展示の説明は中国語と英語のみです。
上海城市規画展示館(上海城市规划展示馆)
住所:上海市黄浦区人民大道100号
交通:地下鉄2号線 人民广场站2号口出口から徒歩1分
入場料:無料
開館時間:9:00-17:00(水曜休館)
予約:不要
上海隧道科技館
トンネル掘削技術の歴史や掘削機の展示など、トンネルをテーマにした博物館です。上海の地下には地下鉄や自動車道など多くのトンネルが縦横無尽に走っていますが、その発展を支えてきた技術について知ることができます。シールド工法の掘削機と工事現場を再現した展示は見ごたえがあります。




展示は中国語のみです。開館時間が変則的なので時間を確認していく必要があります。入場の際は、入り口ゲート左の詰所にいる警備員に「参观cān guān」などと声をかけてパスポートを見せ、名前とパスポート番号を記入する必要があります。
上海隧道科技館(上海隧道科技馆)
住所:上海市中华路268号
交通:地下鉄9号線 小南门站から徒歩9分
入場料:無料
開館時間:火・金 13:00-16:30 土 9:00-11:30、13:00-16:30
予約:不要
上海世界技能博物館
古代から現代までの「技術」をテーマにした博物館で、刺繍・織物・印刷・陶器の絵付けから火星探索まで色々な「技術」についての紹介されています。




世界技能博物館までの行き方ですが、筆者のおすすめはフェリーで宁国路渡口に着くルートです。地下鉄14号線 歇浦路から歇浦路渡口まで徒歩10分、フェリーに乗って黄浦江の対岸に着くとすぐ博物館です。フェリーはバスに乗る時と同じ二次元コードで乗れます。
上海世界技能博物館(上海世界技能博物馆)
住所:上海市杨浦区杨树浦路1578号
交通:①宁国路渡口(フェリー渡船口)から徒歩3分 ②地下鉄18号線 丹阳路站 徒歩18分
入場料:無料
開館時間:9:00-17:00(月曜休館)
予約:不要
このページの情報は2024年4月現在のものです。最新情報は各施設のサイトやWeChat公式アカウントをご確認ください。